Scratchでスプライトを動かすときのコツは、小さな動きを何度も繰り返すことです。まさにパラパラまんがで、静止画が動いて見えるしくみと同様です。これらのことは、スプライトの動きだけではなく、スプライトの画像効果や音の効果などの状況を変化させる処理すべてに言えることです。
下記は、小さな変化を繰り返すことによって動的な状態変化を表現している事例の一部です。
【メモ】スプライトを100歩動かす場合、『100歩動かす』で実行するのと、『10歩動かす』を10回繰り返して実行する場合ではスプライトの動きが異なります。『100歩動かす』の場合は、動くというよりもワープしているような動きになってしまいます。『10歩動かす』を10回繰り返すことで、動いているアニメーションが実現できます。
そして何よりも問題なのは当たり判定に影響を与えることです。100歩分の途中で他のスプライトに触れたとしても、ブロックで『〇に触れた』と判定されるのは100歩移動した直後なので触れたと判定されません。