11.「にする」と「ずつ変える」はここが違う!

「にする」 「ずつ変える」
x,y座標を〇にする x,y座標を〇ずつ変える
大きさを〇%にする 大きさを〇ずつ変える
〇の効果を〇にする 〇の効果を〇ずつ変える
音量を〇%にする 音量を〇ずつ変える
変数〇を〇にする 変数〇を〇ずつ変える
コスチュームを〇にする 次のコスチュームにする
背景を〇にする 次の背景にする
〇度に向ける 〇度回す

「にする」と「ずつ変える」も、お互いに間違えやすいブロックです。「にする」は現在の値を置き換えるブロック、「ずつ変える」は現在の値を加算(減算)するブロックです。「にする」は現在の値に関係しない、「ずつ変える」は現在の値を元にすることから、「にする」を絶対ブロック、「ずつ変える」を相対ブロックと呼んでいます。

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12.『〇度回す』はスプライトの向きを起点とした角度となる

『〇度回す』の〇度はどこから測った角度かは、Scratch特有の角度となっていてわかりにくいです。回転する角度は、スプライトが進もうとしている向きから測った角度となります。下記は「ねこが三角形を描く」の事例で、三角形を描くには三角形の外角を3回回転させればよいことがわかります。

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13.『〇を送って待つ』の待つとは何?

メッセージ機能は、スプライト間でメッセージを交換する時に使う機能です。メッセージ機能の送る側には、『〇を送る』と『〇を送って待つ』の2種類があります。

種類 説明
〇を送る メッセージを送った先のプログラムが終わるのを待たずに、次の命令に進む
〇を送って待つ メッセージを送った先のプログラムが終わるまで待って、その後次の命令に進む

待つとは「メッセージを受け取った処理がすべて完了するまで待つ」という意味です。

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14.『終わるまで〇の音を鳴らす』の終わるまでとは何?

音を鳴らすブロックには、『〇の音を鳴らす』と『終わるまで〇の音を鳴らす』の2種類があります。

種類 説明
〇の音を鳴らす 〇の音を鳴らし、すぐに次の命令に進む
終わるまで〇の音を鳴らす 〇の音を鳴らし、鳴り終わるまで待って、その後、次の命令に進む

終わるまでとは、「音の再生が終わる」ということで、下図の鳴り終わりの時点のことをいいます。

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